田端に移り住んでそこそこ経ちますが、初めて巡ってみました。
谷中七福神。

そもそも七福神とは?
そうなんです。船に乗っている絵はなんとなくイメージにあるものの、そもそも七福神が
なんなのかはちゃんと分かってしませんのでまずはその点の理解から始めました。
七福神(しちふくじん)とは、インド伝来の仁王経の中にある「七難即滅 七福即生」という仏教語に由来する、福徳の神として信仰される七人の神として日本で信仰されている七柱の神である。七柱は一般的には、恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天とされており、それぞれがヒンドゥー教、仏教、道教、神道など様々な背景を持っている。
~Wikipediaより~
恥ずかしながら、七福神自体すべて日本の神様かと思っていました…
七福神はなぜ七なのか?そしてその神々とは?
七福神は、七難即滅、七福即生(7つの災難が取り除かれ、7つの幸福が訪れるとの意味)が由来になったともいわれ、上野の寛永寺を開いた天海大僧正(てんかいだいそうじょう)が広めたとされています。
尚、七難とは、日月失度難(太陽や月の異変)・星宿失度難(星の異変)・災火難・雨水難・悪風難・亢陽難(日照り)・悪賊離(極悪人による難)の総称のようです。
そして、その7つの神々は日本・インド・中国の神々からなっています。
七福神 | ルーツ | ご利益 | 社寺名 (谷中七福神) |
---|---|---|---|
福禄寿 | 中国 | 福寿録は鶴を引き連れており、長老でひげをはやした神様。 財運招福、延命長寿、立身出世、招徳人望の神様。 | 東覚寺 |
恵比寿天 | 日本 | 唯一日本の神様。 商売繁盛、除災招福、五穀豊穣、大魚守護の神様。 | 青雲寺 |
布袋尊 | 中国 | 唯一中国の唐の時代に実在した禅僧です。 千客万来、家運隆盛、家庭円満、商売繁盛の神様。 | 修性院 |
寿老人 | 中国 | 見ると寿命が延びるといわれてきた南極星の化身。 幸福長寿、家庭円満、延命長寿、福徳智慧の神様。 | 長安寺 |
毘沙門天 | インド | 仏教を守護する四天王の一人多聞天です。 武道成就、降魔厄除、家内安全、夫婦和合の神様。 | 天王寺 |
大黒天 | インド | もともとは創造と破壊を司るシヴァ神の化身。 五穀豊穣、子孫愛育、出世開運、商売繁盛の神様。 | 護国院 |
弁財天 | インド | 七福神のなかで唯一の女神。サラスヴァティーがモデル。 恋愛成就、学徳成就、諸芸上達、福徳施与の神様。 | 不忍池辯天堂 |
谷中七福神が江戸最古の七福神?
七福神と一言で言っても東京都内でも各所にあるようです。
東京都内でも各所にあるようで、田端のわりと近くなところだと、浅草、下谷、隅田川、日本橋あたりでしょうか?、大体毎年1月1日〜7日までの7日間、七福神巡りが行われているようです。
ちなみに、谷中の七福神巡りは1月1日~10日となっています。
2023年1月3日に実際に巡ってみました
いよいよ実際に巡ってみました。
2023年1月3日、各寺院は9:00~17:00が開いているとの事なんですが、なんとなく午前中が混んでそうな気配がしたので、午後一頃からスタートしました。
ちなみに、今回は御朱印帳ではなく台紙を購入しました。
東覚寺で台紙(1000円)を購入してスタートしました。各寺院で200円で台紙に御朱印をもらいますので、台紙1000円+御朱印@200円×7カ所で合計で2400円ですね。
①福禄寿(東覚寺)

田端駅から徒歩で約3~4分ぐらいですかね。
いつもの散歩コースの一部なので特に迷いや違和感もなく到着しました。
混んでたら嫌だなぁ~なんて思っていたのですが、人もまばらで案外すいてまいた。
御朱印の台紙を購入していざスタートです。

福禄寿さまですね。
人望、宜しくお願いいたします。


台紙と一緒にこんな地図も頂きました。
かなり端折っているので、これだけで辿り着くのはそこそこ難しそうな気がしますが…
②恵比寿(青雲寺)
歩き慣れた道ではありますが、田端から西日暮里方面に向かいました。
途中、同じように台紙を丸めて歩いている方を見かけましたが、人数は少な目でまばらでした。
大体、徒歩で10分ぐらいで青雲寺に到着しました。

改めて思いますが谷中界隈は寺院が多いですね。
そして、こうやって写真を撮ってみると、住宅街の中に自然に溶け込んでいて空が綺麗に映るのもなかなかな感じがしてます。
唯一の日本の神様である恵比寿さま、商売繁盛宜しくお願いいたします。
③布袋尊(修性院)

青雲寺から歩いて1~2分。
アッと言う間に到着します。
大体、同じペースで回りますので、特に話はしませんが東覚寺でもお見かけしたような方々がいらっしゃいます。

江戸時代から行われていたことを思うと、何か壮大な歴史を感じます。
日ぐらしの里と呼ばれて行楽地ってなると、なおさら興味深いです。
布袋様、商売繁盛の程宜しくお願いいたします。
④寿老人(長安寺)

1月3日と、わりと年始でしたが、谷中ぎんざは人出もあって賑わってました。
これまら歩き慣れたルートではありますが4つ目の<長安寺>へ向かいました。

こちらは靴を脱いで本殿(?)に上がることが出来ます。
よって、若干混雑はしますが、混んでいるという程ではなかったです。
御朱印帳への方が多かったので若干待ち時間はありましたが、それでも5分ぐらいで御朱印頂けました。

寿老人さま。
長寿はそこそこで結構ですが、夫婦円満宜しくお願いいたします。
(私が至らない点ばかりではありますが・・・)
⑤毘沙門天(天王寺)
長安寺から谷中霊園をど真ん中に抜けて到着しました天王寺。

何とも雰囲気がある感じです。
そして、門をくぐって進むととてもすぐそばに山手線が走っているとは思えないほどの何とも凛とした空気が漂よう空間が広がっているのです。

その後ろには日暮里駅のタワマンが聳え立っているのですが、何とも静かなんです。

この構図は何とも言えません…
毘沙門天様、金運アップ宜しくお願い致します。
⑥大黒天(護国院)
いよいよ残すところ後2つとなりました。
天王寺からゆっくり歩くこと約10分、到着しました護国院。
6つ目にして、これまでで一番混んでいましたが、御朱印での混雑と言うよりも
それ以外でのお参りの方でザワザワしていました。

本殿の入口です。
土足厳禁なので、靴用のビニール袋をもらって中に入って御朱印を頂きます。
中は、混んでるような、混んでないような…
特に何かを大きく待つこともないですが、何故か人はそれなりにいました。

大黒天さま、もともとは破壊と創造を司るシヴァ神との事ですが、破壊的なイメージはありませんでした。出世・開運宜しくお願い致します。
⑦弁財天(不忍池弁天堂)
いよいよ最後になりました。
護国院からの道のりは日影が多くてちょっと寒いですね…
多少、遠回りにはなりますが、東京都美術館あたりから上野公園を抜けてきた方が楽しかったかもしれません。

1月3日とあって、さらに露店も出ているのでなかなか活気がありました。
お参りの方はそこそこの行列で、場所柄なのか結構外国人の割合が多かったです。
入国規制も緩和されてだいぶインバウンドの数が増えてきたのでしょうか?
七福神巡り自体をしている外国人は見かけませんでしたが、案外、好きそうですのでいずれ
流行るかもしれないですね。
ちなみに、御朱印自体は行列なしでスムーズに頂けました。
これでコンプリートです。
全工程約12㎞弱、3時間強、総額2,400円でした

御朱印です。
昔IKEAで買った額縁が余っていたので、折角なので入れてみました。
毘沙門天が若干擦れているところもありますが、味があっていい感じです。
なかなか気に入っております。
我が家から、東覚寺に向かって、最後は不忍池弁天堂でフィニッシュ。
そこからまた歩いて帰ってきたので全工程で約12㎞、3時間程でしたのでそこそこ疲れました。
途中特に買い食いもしなかったので、帰りに西日暮里辺りのコンビニで缶ビール買ってちょっと疲れを癒しました。
谷中の七福神巡りは毎年1月1日~10日との事で、今回は1月3日の午後早めに巡ったのですが
各寺院でもほぼほぼ待つこともなくスムーズで、かつ天気も良かったのでなかかな心地よく巡れました。
ちなみに、本日午前中に散歩で東覚寺を通りかかったらなかなか混んでました。
御朱印台紙持った方達も結構歩いていたので最終日前日・3連休最終日ということでなかなか混んでそうでしたよ。


今回初めて巡りましたがなかなか良かったです。
来年は違う場所の七福神を巡ってみようかとも思います。
行くなら1月早めの午後早めが良さそうです。
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